マテリアリティ
フジシールグループのマテリアリティ
マテリアリティはわたしたちのビジョンに直結し、持続可能な社会の実現につながります
当社グループでは、持続可能な社会実現に向け貢献していくことを9つのマテリアリティとして整理し、SDGs※の目標もマテリアリティに対応させています。2020年に策定したマテリアリティですが、2023年は社外取締役と共に社会からの要請に合致しているか再度検討を重ね、マテリアリティの定性目標並びにKPIの見直しを行いました。
※※SDGs:Sustainable Development Goalsは国連サミットで採択された持続可能な開発目標。2030年をゴールとし17の目標からなる。
2020年12月に設置されたグループサステナビリティ委員会も当社グループのサステナビリティ経営推進の中心としてマテリアリティの見直しを推進しています。
また、FSIサステナビリティ分科会では、グループサステナビリティ委員会の審議・活動の支援や委員会への提案を行っています。
[グループサステナビリティ委員会]
ESGに関する外部評価機関の評価分析やマテリアリティの見直しを審議します。▶2023年度は4回開催
[FSIサステナビリティ分科会]
基本方針の原案作成や各施策の進捗管理・監視を行います。▶2023年度は12回開催し、さまざまな活動をサポートしました
見直しを行った9つのマテリアリティ
人に優しいパッケージの開発
FSGはパッケージングを通して社会に価値を提供し、必要とされ続ける会社でありたいと願っています。私たち社員一人ひとりが、人にやさしいパッケージを開発しお客様に提供することで、社会への貢献を実感することができ、そして誇りを持って開発し生産を続けていることが重要だと考えています。
持続的な成長
FSGは価値観を共有する従業員の成長こそが、企業の持続的な成長の根源であると考えています。そのために、先進技術を積極的に導入するなどして、安全で健康な生活を保障できる仕事の仕組みと職場環境の整備・向上を実現します。また従業員が公正・公平な評価制度のもとで成長できる機会を捉えて能力を発揮し続けられるようにしています。お客様、取引先にとって共に成長し続けるパートナーであり続けたいとの強い思いがあるからです。
環境配慮型製品の開発
FSGは環境側面を考慮した商品とものづくりが人類共通の重要課題であると認識しています。そのために環境配慮型製品を開発し、事業活動を通じてFSGだけではなくお客様をも含めた環境に対する目標の達成を実現していきます。
開発製品のスピード立上げ
FSGの強みは包材とそれを使う機械を一緒に開発できることにあります。強みを支えるスキルの源泉は、多様な技術の組み合わせでお客様の要望を形にする力、その評価検証能力であり、これらの強みを発揮することで、短期間で開発品の立上げを実現・実行できます。
次世代事業の創出
FSGは世界に先駆けて「20μmの包材」や「バイオマスフィルム」を実用化するなど、容器の変化や流通の変化に応じ日々、新たなパッケージを創造し、常にパッケージング市場の進化に挑戦し続けています。技術の進化とともに、私たちの強みを生かした次世代事業の創出は不可欠です。
ステークホルダーとのオープンな対話
FSGはこれまでの財務情報に加えて、非財務情報を公開するなど、ステークホルダーとのエンゲージメントを増やすことを推進しています。特にステークホルダーとの信頼関係を対話を通じ深めることで各ステークホルダーの期待値を明確化し、その期待に応えることでお役立ちを実感いただくことが重要と考えています。
安定供給(BCPを含む)
FSGは飲料、HPC(ホーム・パーソナルケア)、医療などエッセンシャルビジネスと位置付けられている事業を展開しています。社会生活になくてはならない製品のため、平時・有事にかかわらず安定供給を行うことを社会的責任と考えています。
公正・透明な取引
FSGはお客様と取引先に安心してお取引いただけることを大切にしています。価格だけではなく品質管理体制や品質保証システム、経験・能力や実績に加えて社会面からも総合的に選定を行い、公正で透明性のある取引の実現が重要だと考えています。
情報セキュリティ対策の推進
FSGはお客様からお預りした情報、取引先の情報、社員の個人情報を守り、適切に管理しています。またサイバー攻撃による事業継続へのリスク排除などが重要であると考えています。