マテリアリティ
フジシールグループのマテリアリティ
マテリアリティはわたしたちのビジョンに直結し、持続可能な社会の実現につながります

フジシールグループでは、持続可能な社会実現に向け貢献していくことを9つのマテリアリティとして整理し、SDGs※の目標もマテリアリティに対応させています。2020 年に策定したマテリアリティは、社外取締役と共に毎年、社会からの要請に合致しているかを検討、マテリアリティの定性目標並びにKPIも見直しを行っています。
※SDGs:Sustainable Development Goalsは国連サミットで採択された持続可能な開発目標。2030年をゴールとし17の目標からなる。

社外取締役の特定プロセスへの関与
2020年1月にマテリアリティを検討し始めた当初から、社外取締役とは何度も議論を重ね、策定に至りました。自社だけでは気付かない、社外の視点や長期的な観点から
も意見をもらい、検討を重ねています。
社外取締役からは「マテリアリティ策定以降、取締役会資料もマテリアリティ項目に沿った内容となっており、経営課題とマテリアリティは一致している」「事業そのものが
SDGsと親和性が高く、マテリアリティをSDGsと紐づけることにより全員が取り組みやすくなっている」「マテリアリティに確実に取り組むことで財務指標も良くなっていき、
経営指標とマテリアリティは別物と考えていない」「社員の働きがいとマテリアリティの実践は、両輪である」という声をいただいています。
見直しを行った9つのマテリアリティ

人に優しいパッケージの開発
FSGはパッケージを通して社会に価値を提供し、必要とされ続ける会社でありたいと願っています。
私たち従業員一人ひとりが、人に優しいパッケージを開発しお客さまに提供することで、社会への貢献を実感することができ、そして誇りを持って開発し生産を続けていることが重要だと考えています。
環境配慮型製品の開発
FSGは環境側面を考慮した商品とものづくりが人類共通の重要課題であると認識しています。
そのために環境配慮型製品を開発し、事業活動を通じてFSGだけではなくお客さまをも含めた環境に対する目標の達成を実現していきます。
持続的な成長
FSGは価値観を共有する従業員の成長こそが、企業の持続的な成長の根源であると考えています。そのために、先進技術を積極的に導入するなどして、安全で健康な生活を保障できる仕事の仕組みと職場環境の整備・向上を実現します。また従業員が公正・公平な評価制度の下で成長できる機会を捉えて能力を発揮し続けられるようにしています。取引先様、お客さまにとってともに成長し続けるパートナーであり続けたいとの強い思いがあるからです。
開発製品のスピード立上げ
FSGの強みは包材とそれを使う機械を一緒に開発できることにあります。
強みを支えるスキルの源泉は、多様な技術の組み合わせでお客さまの要望を形にする力、その評価検証能力であり、これらの強みを発揮することで、短期間で開発品の立上げを実現・実行できます。
次世代事業の創出
FSGは世界に先駆けて「20μmの包材」や「バイオマスフィルム」を実用化するなど、容器の変化や流通の変化に応じ日々、新たなパッケージを創造し、常にパッケージ市場の進化に挑戦し続けています。技術の進化とともに、私たちの強みを生かした次世代事業の創出は不可欠です。
公正・透明な取引
FSGは取引先様とお客さまに安心してお取引いただけることを大切にしています。価格だけではなく品質管理体制や品質保証システム、経験・能力や実績に加えて社会面など総合的に選定を行い、公正で透明性のある取引の実現が重要だと考えています。
情報セキュリティ対策の推進
FSGはお客さまからお預りした情報、取引先様の情報、社員の個人情報を守り、適切に管理しています。またサイバー攻撃による事業継続へのリスク排除などが重要であると考えています。
ステークホルダーとのオープンな対話
FSGはこれまでの財務情報に加えて、非財務情報を公開するなど、ステークホルダーとのエンゲージメントを増やすことを推進しています。特にお互いの期待値を明確化し、対話により互いの信頼関係を深め、期待に応えることによって、お役立ちを実感することに意義を感じることが重要と考えています。
安定供給(BCPを含む)
FSGは飲料、HPC(ホーム・パーソナルケア)、医療などエッセンシャルビジネスと位置付けられている事業を展開しています。社会生活になくてはならない製品のため、平時・有事にかかわらず安定供給を行うことを社会的責任と考えています。