社会

人権の尊重

フジシールグループは「包んで<価値>を、日々新たなこころで<創造>します」を経営理 念に掲げ、「FSG倫理綱領」において、事業活動を行うそれぞれの国や地域での法令ならびにそれらの精神を遵守し、全ての事業活動が人権尊重を前提に成り立っていることに基づいて「グループ人権方針」を策定しています。また、国際的に認められている「国際人権章典(世界人権宣言と国際人権規約)」及び国際労働機関(ILO)の「労働における基本的原則及び権利に関する宣言」に規定された人権を尊重し、国際連合の「ビジネスと人権に関する国連指導原則」(通称「ラギー報告書」)を支持して事業活動を進めています。

人財開発

フジシールグループでは、従業員をもっとも大事な資産と考えており、従業員の成長が事業の成長となり業界の発展にも つながるという思いを創業時から重視しており、当社のスローガンのもと、従業員の創造性を育むことを推進しています。

FSG Value Seminarの開催

フジシールグループでは、理念やバリューの理解浸透を目的とした「FSG Value Seminar」を企画、開催しています。
第一回目は2009年に大阪本社で開催され、日本・欧州・米州・ アセアンより選ばれた50名が参加しました。経営幹部自らが講師となって、経営理念、バリューについて自身の経験や気づきを語り、参加者同士のグループ討議ではバリューを理解した上で、どう行動に移すかを話し合いました。日々の業務から 離れ、リージョンや部門を越えて討議をする機会は、参加者の意識を高め、セミナー終了後も各部門でのバリュー浸透につなげています。
ミッションは時代や環境によって変化していきますが、 バリューはグループ共通の価値観であり、従業員が意思決定を行う際の行動指針、自身の行動を顧みる際の軸となります。 50カ国以上の国籍から成る従業員ひとりひとりがバリューに従って行動しミッションを達成できるよう、セミナーを通して全リージョンで受け継いでいます。
2018年からは、海外事業拠点ごとに開催し、欧州、米州それぞれのリージョン責任者と協議しながら内容を工夫しています。

次世代経営者育成 グループ人財プロジェクト

将来の幹部となり得る候補者を選抜し、重点的に育成していくことを目的とした「次世代経営者創出プログラム」を2018年よりスタートさせています。
同プログラムは経営層がイニシアティブをとって関与しており、登録人財には、職域拡大、専門性の向上等を目的とした異動や、プロジェクト参画の応諾、会社が指示する能力開発に対する積極的な取り組み、英語力、計数力、論理力の向上に向けた自助努力が求められます。
2020年実施の育成プログラムのひとつ「グループ人財プロジェクト」では、15名の選抜メンバーに「グループ人財プログラムの改定」とういうグループ共通の経営課題を課し、彼らが解決策を経営層に提案し議論致しました。コロナ禍の中、キックオフから、メンバー間の討論、そしてクロージングのプレゼンまですべてオンラインで進める初の取り組みとなりました。

「次世代経営者創出プログラム」に選抜された人財の責務
  • 会社が指示する能力開発に対する積極的な取り組み
  • 英語力、計数力、論理力の向上に向けた自助努力(自ら学び、自ら成長する)
  • 職域拡大、専門性の向上等を目的とした異動の応諾
譲渡制限付き株式導入の目的

当社および当社子会社のキーとなる従業員に対して、当社グループの中長期的な企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを付与するとともに、株式を保有することで、経営参画意識を高め、株主の皆様と一層の価値共有を進めます。

次世代経営者育成人財開発プロジェクトでの話し合いの様子

働きやすい職場づくり

多様性の尊重

フジシールグループは応募者または従業員に対し多様性を尊重することで、人種、宗教、民族、国籍、年令、 性別、性的指向・性自認、障がい等に基づく差別をすることなく、すべての従業員が能力を最大限に発揮できる機会を提供する「ダイバー シティ経営」を目指し、人格や個性を尊重しつつ、個々の能力を十二分に発揮できる人事制度や労働条 件の維持向上に努めます。また成果・業績主義に基づく客観的で公正な評価を行うとともに、専門性と 創造性に富む人材を育成します。

女性活躍に対する取り組み

女性が活躍できる環境づくりに力をいれてます。当社の最も大きな課題である女性の管理職への登用の遅れについて 女性管理職層を拡大・強化することを目的として行動計画をたて取り組みます。

多様な働き方の推進
在宅勤務制度

新型コロナウイルス感染症をきっかけに在宅勤務制度を改訂し、在宅勤務手当を支給するなど効率的な働き方を推奨しています。

フレックス勤務制度

コアタイムは定めず、1日の勤務時間は個人がの裁量で判断し、1ヵ月単位で必要時間数を勤務。通勤時間も時差出勤するなど、始業・終業を各自で設定できます。

エリア総合職・地域総合職制度

勤務地を限定して働くことが可能です(対象者の制限あり)。家庭の状況に応じて柔軟な働き方が実現できます。

社内公募制度

人財の積極的活用、社内の活性化を目的として、所属上司の承認を必要としない公募制度を実施しています。

自己申告制度

年に2回、社員一人ひとりの仕事に対する考え方やキャリア形成を確認するため、また働きやすい環境作りのため活用しています。

育児・介護との両立支援推進

産前産後休業、育児・介護休業、子の看護・介護休暇、所定外労働時間の免除、時間外労働及び深夜業の制限など、仕事と家庭生活を両立するための支援を推進しています。

育児・介護短時間勤務制度

育児の場合子の小学校2年生終了まで、介護の場合要介護状態にある家族を介護する場合に取得可能。所定就業時間の始業・終業の時間を調整することができます。

表彰制度
アイデアバンク
アイデアバンクの表彰式の様子

フジシールグループでは「アイデアバンク」という制度を実施しています。この制度は、日々の業務に関する改善や、職場環境をよりよくする工夫、新製品に対する着想など、従業員が生み出したさまざまなアイデアを幅広く募集し、優れたアイデアを表彰するものです。制度の背景には、日々の業務を一生懸命こなすだけではなく、現状に満足せず常に課題をみつけ、 解決方法を考えて自らが行動する、そんな風に少しでも多くの従業員が創造へのチャレンジをし続けてくれることへの期待が込められています。

2020年で35年目になる本制度ですが、その提案件数は年々増加しており、2019年度の応募総数は約6,000件と、全従業員数をしのぐ数です。

2018年からは知的財産部門も制度運用に加わり、優れたアイデアがフジシールの事業の成長に直結するような制度改革が行われました。アイデアの他部門への横展開はもちろん、特許出願やノウハウ管理など、提案されたアイデアをビジネ スに貢献する知的財産の一つとして、会社全体で審査・保護・活用する制度に生まれ変わりました。

従業員一人ひとりの気づきで会社を変える、自らの行動で会社を成長させる、アイデアバンクは従業員による勇気ある 創造提案を促進する制度として、これからも進化し続けます。

永年勤続表彰

毎年5月12日の創立記念日に合わせて、勤続10年、15年、20年の従業員を対象に永年勤続表彰式を行います。
表彰式は、5月に開催される創立記念行事(ファミリーフェ スティバル)で催され、家族や会社の仲間が見守る中、長年にわたりフジシールグループの成長に貢献したことをたたえられます。これまでの苦労をねぎらい、今後の活躍を期待する大切な場として、永年勤続表彰は長い歴史を持つ行事の一つです。

誕生日カード

従業員が少なかった創業当時から、直筆のカードだけでなく、バースデーケーキなど趣向を凝らした工夫で、従業員とそれを支える家族を慰労してきました。2019年度も、海外を含む従業員と家族にも、社長直筆のメッセージ入り誕生日カードを贈り、社長の夢、会社のありたい姿を語りかけるとともに、図書カードも同封しており、自ら学ぶ心を大切にしています。

安全衛生・防災

フジシールグループでは、従業員の安全と健康が最重要と考えています。各社、各現場が、従業員の安全と健康を実現し続けるため、 責任を持って計画し行動しています。

安全衛生・防災マネジメント体制

各リージョンでは、リージョンの執行役を安全衛生・防災責任者とし、各社、各工場では安全衛生・防災委員会を設置しています。また現場からのヒヤリハットの共有を行い、予防措置を実施しています。
労働災害や火災発生時には、即時に全リージョンで類似箇所の確認や対策の横展開ができる仕組みを構築しています。過去の失敗からの学び、ノウハウを蓄積・標準化する取り組みを強化しています。フジシールグループの安全衛生・防災を統括する責任者であるCOO(代表執行役)と各リージョン、各事業の情報共有はもとより、特に法令順守、内部ルール 順守、BCPについて監査も含め徹底して取り組んでいます。

安全体感道場の導入

国内の工場では、安全体感装置を使用し、実際に労働災害の危険性を体験できる施設を導入しています。職場に潜む危険を疑似体験し、安全の大切さを心と体で学ぶことで、労働災害発生の未然防止・危険予知力の向上を目的としています。
入社時だけでなく、定期的に体験することにより、安全への意識を高めています。

名張工場の安全体感道場での体感訓練の様子
安全体感道場内部
安全体感道場

社会貢献活動

社会貢献活動ビジョン

フジシールグループのビジョン・ありたい姿は、「人と環境にやさしい価値を届ける」です。 持続可能な社会の実現に責任を果たす会社であることを目指します。「持ちやすい」「開けやすい」「読みやすい」「廃棄しやすい」などの、人にやさしいパッケージの開発を通じて、社会と消費者に豊かさ・幸せ・喜び・安心を届ける会社であり続けます。

地域社会との連帯と協調を図り、良好な関係を維持することにより、地域社会の一員としての責任を果たします。地域社会の習慣、文化等を尊重した事業活動を行うと共に、地域社会の活動に参加・協力する等、社員の自発的な社会貢献活動を積極的に支えます。 

地域社会とのコミュニケーション

2020年・2021年度の活動実績

日本

【山形工場】

  • 高校生インターンシップ(2021年7月13日~15日)
  • 小学生社会見学(2021年11月4日)
  • 清掃ボランティアの実施 寒河江中央工業団地内(2020年11月21日)
小学生社会見学
小学生社会見学

【宇部工場】

  • 献血の実施 (2020年10月19日/ 2021年11月18日)

【筑波工場】

  • 稲敷地方危険物安全協会への安全標語の応募(2021年8月1日)

【名張工場】

  • 通勤バス路線の清掃活動 八幡工業団地内 (2020年10月6日)
  • 工場周辺の清掃活動 (2020年11月4日/2021年3月3日)

【東京本社】

  • 荒川区:クラブ活動(2021年4月~6月の土日)

【浜松・岡崎・三重】

  • ペットボトル&ラベル 回収(実施中)
欧州
  • HolyGrail2.0への参加 (2020年10月)

【ポーランド】

  • ローズフェスティバルへの寄付 (2021年9月21日)

【オランダ】

  • リサイクル施設への物品寄付(2021年9月より数か月継続)
リサイクル施設への物品寄付
米州
  • 地元学校への寄付(毎年5月に実施)
  • ワシントン、マリオン、ネルソン郡の老人ホームへの寄付 (2021年2月)
  • “Giving back委員会”を設け社員が自主的に活動を行っています(毎年12月に活動)
地元学校への寄付
アセアン
  • 障害者施設への物品寄付(毎年創立記念日3/6に実施)
  • 工場団地付近の臨時医療施設へ飲料水を寄付(2021年4月21日)
障害者施設への物品寄付
障害者施設への物品寄付

2021年は地域貢献を中心としてグループとして、約4,000(千円)を活動費用に充てました。

人に優しいパッケージの開発

フジシールグループでは「持ちやすい」、「軽い」、「読みやすい」など、人に優しいパッケージを開発、提供しています。
これまでお客さまからお寄せいただくさまざまな課題に対し、試行錯誤しながら課題解決に向けチャンレジしてきました。その過程では、多くの失敗もしましたが、それを乗り越える「勇気」をもって取り組んできたからこそ、当社の製品はさまざまな業界で採用されていると考えています。

シュリンクラベル

表示面積の拡大と封かん機能をプラス

軽くて割れにくい新型ボトルにタンパー機能のついたシュリンクラベルが採用されました。
軽くて割れにくい容器にすることで、持ちやすく、注ぎやすいだけでなく、温室効果ガス削減に貢献しています。表示面積拡大で文字も読みやすくなりました。また、剥がしやすいミシン目を入れることで簡単にラベルがはがせ分別しやすくなりました。

タックラベル

読みやすい表示

表示面積が広い「ブックレットラベル」は多くの情報量を盛り込めます。
新商品の説明書としてだけでなく、能書として使用することで紛失することもなくなります。

ソフトパウチ

開封しやすくなりました

手の力が弱い、手に力が入りにくい時でも開封しやすいキャップを開発しお客さまに喜ばれています。

  • 必要な情報表示
  • 安心・安全
  • 読みやすい
  • 開けやすい
  • 軽い・持ちやすい
  • 廃棄しやすい

公益財団法人フジシール財団による人財育成支援事業

国内外の大学生・大学院生、海外からの留学生に対する奨学金を支給する事業として、2006年度からスタートしました。その後、パッケー ジコンテスト「ASPaC」への協賛、パッケージに関わるテーマを研究する研究者への助成金支給などを行いました。

公益財団法人フジシール財団
2019年度 公益財団法人フジシール財団認定式