フジシールグループの人財戦略

フジシールグループの人財戦略:
人的資本の充実、価値観の共有、DE&Iの尊重

Marieke Sauer-Ploegmakers
執行役 人事担当

FSGの人財戦略は、持続可能な成長を支える企業文化の醸成を軸に、「人的資本の充実」、「価値観の共有」、「DE&Iの尊重」の3つを柱としています。当社グループは人財を最も価値ある資産と捉え、従業員の能力を最大限に引き出すことに注力しています。
「人的資本の充実」では、継続的な学習や業務への挑戦、国際的なプロジェクト参加やエグゼクティブリーダーシップ研修などを通じて、ビジネススキルや基礎スキルの向上、潜在能力を開発することに重点を置いています。従業員には体系的な能力開発プログラムと異動の機会により、自律的なキャリア形成を後押ししています。これにより、個々の成長だけでなく、グローバル市場での競争力や柔軟性も高めています。
当社グループは、経営理念、スローガン、ミッション、ビジョン、行動指針に基づいた「価値観の共有」を推進しており、それがリージョンや職能を超えて全従業員が同じ方向を向いて行動する土台となっています。信頼、勇気、参画意識、オーナーシップと説明責任、尊敬、誠実、協力、顧客重視といった価値観は日々の業務に根付いており、組織の結束を高めています。またリーダー層はこうした価値観の浸透を率先して推進しています。
「DE&Iの尊重」はFSGの戦略にとって不可欠です。当社グループは、多様な背景、経験、視点を尊重し、誰もが安心して貢献できる包括的な職場づくりを推進しています。DE&Ⅰイニシアチブはグローバルに展開されつつ、リージョンの特性に応じた柔軟な対応がなされています。これにより、イノベーションの促進、従業員のエンゲージメント、組織全体のパフォーマンス向上が実現されます。
当社グループは今日のビジネス環境において、人的資本、価値観の共有、DE&Iを重視する人財戦略を通じて長期的な企業価値の創出と国際競争力の強化を目指します。