価値観の共有

価値観の共有が参加意識とモチベーションにつながる

フジシールグループ(FSG)は創業以来、従業員の成長が事業の発展につながるという強い信念のもと、従業員を最も重要な資産のひとつに位置付けてきました。グループでは独自のスローガンを掲げ、従業員の創造性育成を支援しています。

FSGは、従業員が共通の価値観を持つことは非常に重要だと考えています。価値観を共有することによって、従業員一人ひとりが目的意識を持ち、全員でひとつの目標を目指すことができます。その結果、自身の仕事が意味あるものとなり、会社の達成目標と自身につながりが生まれます。さらに、共通の価値観はチームの中に一体感を生み出します。チームの中で同じ価値観が共有されていれば、皆が信じる目標に自分も貢献して満足感を得たいと感じるようになります。こうしてお互いに支え合う環境が育まれ、会社の目標に向かって誰もが挑戦し、責務を全うし、貢献できる環境が作られていきます。こうした環境は生産性の改善、新しいアイデア、業績向上を生み出す土壌になります。これが、FSGの経営理念とスローガンに掲げられている考え方です。これを実現するため、FSGでは、各リージョンでバリューセミナーを定期的に開催しています。

FSG Value Seminars

フジシールグループは、会社の経営理念と価値観を周知し、理解を深めてもらうため、2009年から「FSG Value Seminar」を実施しています。

経営理念と価値観はグループ全体で共有し、従業員が意思決定をしたり取るべき行動を検討したりする時の指針となるものです。バリューセミナーでは、経営幹部が講師となって企業理念と価値観にまつわる自身の経験や知見を語り、参加者は経営理念と価値観を理解した上で、どう行動するべきかについてグループ・ディスカッションを行います。世界中のすべての従業員が、それぞれフジシールグループの企業理念と価値観に沿った行動を実践してミッションとビジョンを達成できるよう、バリューセミナーは全リージョンで継続的に実施していきます。

2022年、フジシールグループは創業125周年を祝うとともに、Fuji Seal Wayに関するビデオセッションならびに従業員とのディスカッションを通じて、グループ共通の価値観と文化の浸透を図りました。2023年には全ての地域でFSG Value Seminarを再開し、2024年以降も引き続き実施していく予定です。

日本
欧州
米州
アセアン

表彰制度

アイデアバンク

フジシールには、アイデアバンクという制度があります。従業員から広くアイデアを集める制度で、優れたアイデアには賞が贈られます。アイデアの内容は、日常業務の改善提案から職場環境の改良策、新製品のアイデアまで多岐にわたります。この制度は、多くの従業員が日々の業務に熱心に取り組むだけでなく、仕事の中で常に創造性を発揮することを目指し、現状に満足することなく課題の発見に努め、主体的に行動を起こして課題を解決できるようにという期待を込めて作られたものです。

アイデアバンク制度から生まれるアイデアは一種の知的財産でもあるため、2018年から知的財産部門も本制度の管理・運営を担当することになりました。

新たに改良された制度のもと、従業員から提案されたアイデアはさまざまな部署で共有され、特許出願やノウハウ管理に関連したアイデアは精査し権利を保護した上で、FSGの事業に貢献する知的財産として全社で活用されます。

アイデアバンク制度は当初、日本のみで実施されていましたが、フジシールグループ創業125周年を機に、2021年度から海外の各リージョンでも導入されました。

アイデアバンクは、従業員が大胆でクリエイティブな提案を行える仕組みとして、また、従業員ひとりひとりが自身のアイデアで会社を変え、自身の行動で会社を発展させることができる仕組みとして、これからも進化を続けます。

従業員から提案される改善策や革新的アイデアの数は、年々増加しています。2022年度に提出されたアイデアは9,628件で、前年に比べて日本では655件、海外では3,700件の増加となりました。

永年勤続表彰

世界各地にあるFSGの工場の多くで、勤続年数の長い従業員を表彰する制度を設けています。表彰は、従業員の勤続期間が一定の年数に達した当日や、年に一度の表彰式の時などに、それぞれの工場や地域で現地の習慣に沿って行います。FSGは、長年にわたってグループの成長に貢献した従業員の功績を認め、感謝の意を表わしたいと考えており、その意味で永年勤続表彰はグループにとって大切な制度です。また、表彰をきっかけに今後の貢献に向けた意欲がさらに高まることも期待しています。

前向きな職場文化作り:チームイベントの開催と従業員への感謝

FSGは、職場を単に与えられた任務を果たすだけの場所ではなく、誰もが大切にされていると感じるコミュニティにしなければならないと考えています。そのためFSGでは、従業員が一緒になって気軽に楽しめる小規模な集まりとしてチームイベントを実施しています。良いチームが強い会社を作るという考え方のもと、簡単な昼食会から、ファミリーデー、クリスマスパーティー、ニューイヤーブランチ、ピクニック、バーベキュー、チームビルディング活動まで、さまざまな形のイベントを開催しています。

メキシコ地域で開催された従業員のクリスマスパーティー
フジシールグループ創立記念日の祝賀行事

会社の創立記念日の祝賀は、従業員がひとつになれるグループの特別な伝統行事です。FSGでは毎年、祝賀行事を通じてこれまでの歩みを振り返り、節目となるできごとを祝い、今日のFSGを作り上げた人々の努力に感謝するひとときを過ごしています。社長・CEOの岡﨑氏から世界の全従業員に向けた特別メッセージも毎年伝えられます。部署ごとの昼食会から楽しい催しまでさまざまなイベントが開かれ、従業員の協力関係を育み、目標を共有し、すべての従業員の真摯な努力を認め合う一日となります。それはカレンダー上の単なる一日ではなく、これまで力を合わせて強い基盤を築き上げてきたこと、希望に満ちた未来が待っていることを再認識する特別な日となります。

ベトナムでの式典に届けられた社長・CEOからのメッセージ
誕生日や日常的な機会に感謝を伝える

誕生日は特別な日です。FSGではこの特別な日に、従業員への感謝を伝えることにしています。感謝のしるしとしてバースデーカードを贈る事業所もあります。

しかし、そうした特別な時だけでなく、日常の中で感謝を伝えることも大切です。誰かが成果を出したら、それが小さな成果であっても、その努力は認められるべきです。「ありがとう」のひと言や、感謝を記した簡単なメモでも、受け取った人は大変うれしいものです。一部の事業所では、同僚に感謝の言葉を書いて伝えることのできる「サンキューカード」を取り入れています。努力は必ず誰かが見ていることを、従業員に知ってほしいと考えています。

こうした感謝を表す小さな活動が、お互いに支え合う明るい職場環境づくりに役立っています。