ソフトパウチ事業

プラスチック使用量のさらなる削減へ

執行役 ソフトパウチ事業担当

福田 真久

従来の容器と比べてプラスチックの使用量を削減できるパウチの需要は年々高まっており、アルコール消毒液、マウスウォッシュ、カー用品、ソース類など新たなカテゴリーの商品にも使われ始めています。そうした中、ソフトパウチ事業が提供する環境ソリューションには大きく二つの流れがあり、その一つが「大型化」です。特に詰め替え文化が浸透している日本では、複数回詰め替え可能な大容量の口栓付きパウチが増え、使いやすさにも配慮した取っ手付きの形状も開発しました。そしてもう一つが「容器からパウチへの置き換え」です。例えばフジパウチ®は、ホルダーと組み合わせることで付け替え可能な容器になるため、サイズも含めてバリエーションを増やし、さらなる普及を目指しています。

また、優れたバリア性が食品ロスの軽減につながるなど、パウチには環境に貢献するさまざまな機能がある一方で、3~4種類のフィルムを貼り合わせているためリサイクルが難しいという課題があります。そこで、将来的にはPETボトルのようにリサイクルが当たり前になるよう、今の性能を維持するモノマテリアルパウチの開発と製品化を進めています。