タックラベル事業

サステナブル×ウェルビーイング

執行役 タックラベル事業担当

京金 武司

タックラベル事業では、ラベルレスボトルに貼る小面積の紙基材のタックラベルなど、時代のニーズに対応した環境配慮型製品を生み出しています。ただ、環境という視点はもちろん重要ですが、それだけに特化すると、優れた加飾性によって訴求できていたブランド力や商品を手にした時のワクワク感、幸福感が失われてしまうのも事実です。必要な部分に必要な情報を最小で表現できるのがタックラベルの強みです。さらに表示や加飾を、素材やデザインを変えて複数のラベルに分けても表現できる。そんなタックラベルのメリットを生かしつつ「サステナブルとウェルビーイングの両立」を図ることはできないか。答えはないかもしれませんが、パッケージのプロとして考え抜かなければいけない大切なテーマだと感じています。

業界の積年の課題となっていた、最終的にごみとなる剥離紙をなくすライナーレスについては、着実にシステム開発を進めています。また、商品が多様化しライフサイクルが短くなる中、できるだけ在庫を持たないためには小ロットで生産せざるを得ないのですが、生産の切り替えが増えると同時にロスも増えてしまいます。そこで、「小ロット多品種に対応できる設備への更新」と「生産計画の革新」に注力し、廃棄物の削減に取り組んでいます。

※ウェルビーイング(Well Being):幸福感