シュリンクラベル事業

シュリンクラベルを価値ある資源に

執行役 シュリンクラベル事業担当

梅田 英明

この1~2年で環境対応の製品開発が加速したシュリンクラベル事業では、ラベルをごみではなく価値ある資源として活用する取り組みが次々と形になっています。その一つが、ラベルとPETボトルを一緒に回収しPETボトルとして再生する「ラベルto ボトル」を実現した、RecShrinkTMです。消費者は捨てる際にラベルをはがす必要がなく、お客様は既存の生産設備をそのまま使うことができる非常に合理的なリサイクルということで、米州ではすでに採用が拡大しており、将来的には欧州やアセアンでの展開も視野に入れています。一方、独自のリサイクルルールがあり、ラベルの分離が定着している日本では、使用済みラベルを新しいラベルに再生する「ラベル to ラベル」のプロジェクトをパートナー各社と立ち上げ、一部で採用がスタートしています。シュリンクラベルの伸びしろはまだまだあると手ごたえを感じています。

2022年12月完成予定のノースカロライナ新工場では、溶剤の使用量削減や搬入・搬送の自動化を積極的に進めることで、自然だけでなく働く人にもやさしい環境づくりを目指しています。今後、各リージョンの工場で建て替えや増設が必要になった際は、この工場が標準モデルになると考えています。