サーキュラーエコノミーに関する取り組み

サーキュラーエコノミーへの取り組み

FSGは、限りある貴重な資源のリサイクルに取り組み、循環型の社会を構築するため、水平リサイクルの実装に向けて、取り組ん でいます。リサイクル可能な製品開発を実施し、使用後の製品を回収しリサイクルすることで、消費されたラベルやパッケージは 資源として生まれ変わります。

主な取り組みとしては下記の大きく3つに取り組んでいます。

ラベル to ラベル

日本では、シュリンクラベルの水平リサイクル『ラベル toラベル』の実現に向け、パートナーやリサイクラー、またお客様と実証実験プロジェクトを開始しており、社会実装に向けて取り組んでいます。
『ラベル to ラベル』とは、使用済みラベルから印刷されたデザインを剥離し、新しいラベルに再生するもの(水平リサイクル)で、資源循環に貢献できる技術です。
またラベルからはがしたインキを包材用のインキに戻す取り組み(インキ to インキ)も実施しており、大日精化工業株式会社と共に開発し、通常使用するラベル用インキとして再生させることができました。
消費者の皆様に有用な情報をお届けするラベルが再びラベルとして生まれ変わることで、資源の有効活用のみならず、温室効果ガス削減にも寄与します。
PETボトルとラベルを機械的に分離するプロセスを持つ日本だからこそできるラベルリサイクルの形を模索して始めたプロジェクトで、ステークホルダーと一丸となってシュリンクラベルのリサイクルの仕組みづくりに取り組んでいきます。

ラベル to ボトル

これまでのラベルのリサイクル対応といえば、容器からきれいにラベルをはがし、PETボトルのリサイクル効率をいかに 向上させることができるかという視点でした。
現在は、ラベルも資源として「ラベル付きボトルを水平リサイクルできるように」という資源循環の考えが米州を中心に拡がってきています。
2019年に米州のリサイクル協会(APR)から、フジシールグループが開発したRecShrinkTMが、PETボトルと一緒に、再生PETボトルへリサイクル可能なラベルとして認定されています。

パッケージ to Something Valuable

タック・パウチ製造時の廃棄物削減取り組み

製造における廃棄物削減取り組みのほか、廃棄物の有効利用に向けて取り組んでいます。
廃棄物を適切に分別し、パートナーと共にリサイクルに取り組むことで、自社の廃棄物を有効利用するだけでなく、よりリサイクルしやすい製品設計について調査しており、経済性を兼ね備えたリサイクルの形を模索しています。
一例として、パウチ・タックラベルの製造時に出る廃棄物をリサイクルするためのプロジェクトを、建材メーカーである城東テクノ株式会社、株式会社G-Placeの3社合同で取り組んでいます。
本プロジェクトでは、異業種が手を取り合うことで、再生資源として「使える原料」を製造する技術と、再生原料が利用される「道筋」を作り、社会実装化を目指しています。